減欲生活

煩悩の塊のおじさんの雑記

~ せっかちで継続が苦手な三日坊主オヤジの道標 ~

「自分の中に毒を持て」 岡本太郎 著

- ポイントの箇条書き -

今までの自分なんかは蹴飛ばしてやるつもりがちょうどいい。

自分の敵は自分自身。自分をごまかすな。甘やかすな。

結果が悪くてもいい。筋を貫け。

外から見ればあいつはいい気なやつだと思われたりする。

だが見えない裏での絶望的な闘いは厳しい。言いようがない。だが貫くのだ。

もちろん怖い。だがその時に決意するのだ。よし、駄目になってやろう。(挑戦)

みんな、やってもみもしないで、最初から引っ込んでしまう。

本当にいきるということは、自分で自分を崖から突き落とし、

自分自身と闘って、運命をきりひらいていくことなんだ。

何か、これと思ったら、まず、他人の目を気にしないことだ。

三日坊主でもかまわない。その瞬間に全てを賭けろ。

何かやろうと決意するから意志もエネルギーも噴出してくる。

自信はない。でもとにかくやってみようと決意する。

その一瞬一瞬に賭けて、ひたすらやってみる。

あっちを見たりこっちを見たりして、まわりに気をつかいながら、

カッコよくイージーに生きようとすると、人生を貫く心がなくなる。

死にもの狂いでとにかくぶつかっていけ。

自分の運命を賭ければ、必ず意志がわいてくる。

誰でも行き詰ることがある。行き詰ったほうがおもしろい。

だから、それを突破してやろうと挑むのだ。

行き詰まりを切り開くには、ぼくのように、行き詰まりに追われたら逃げないで、

むしろ自分自身を行き詰まりに突っ込んでいく。

強烈に行き詰った自分に闘いを挑んでいくことだ。

行き詰まりを越え、うれしく展開されてゆくんだ。

自己嫌悪なんて、いい加減のところで自分自身を甘やかしていないで、

もっと徹底的に自分と戦ってみよう。

たんたんとした道をすべっていくむなしさに流されてしまわないで、

傷つき、血が吹き出る体をひきずっていく。

いいようのない重たさを、ともども経験し、噛みしめることだ。

それが人生の極意なのである。(醍醐味?)

ただのなまぬるいサラリーマンになることは容易だ。

決して遅くはない。あきらめて、投げてしまってはならない。

あえて敗れることを決意して、社会にぶつかるのだ。

やろうとしないから、やれないんだ。

うまくやろう、成功しようとするから、逆にうまく行かない。

あがきの中にこそ、今まで自分の知らなかった新しい自分自身が出現してくるのだ。

「今この瞬間。まったく無目的で、無償で、生命力と情熱のありったけ、

全存在で爆発する。それが全てだ。」

物質的な繁栄とか、「幸福」などというもので人間が満たされるはずがないのだ。

無目的に生きられればそれはすばらしいことだ。

何も力んで大げさなことばかり考えなくてもいい。

日常のごく身近なことかをやってみればいいのだ。

己を殺す決意と情熱を持って危険に対面し、生きぬかなけらばならない。

無目的にふくらみ、輝いて、最後に爆発する。

以 上  


何度も、何度も読み返している本

言葉に迫力があるだけでなく、己の本質を貫く強い意志が汲み取れる

三日坊主で中途半端な生き方をしてきた自分には

鋭い日本刀のような切れ味で、一瞬キラッと光りを反射させ、押し迫ってくる感じだ

見据えるようなその目が危険


自分を危険な方へと誘う禁断の書 「自分の中に毒を持て