減欲生活

煩悩の塊のおじさんの雑記

~ せっかちで継続が苦手な三日坊主オヤジの道標 ~

もがく日々

トレードへの挑戦。
「挑戦」というほど大げさなものではないが。
日経225先物ミニではまだ大きいので、
昨年10月からCFDの「日経225」で取り組んでいる。

「今度こそ何かを掴んだ気がする。
やっと長いトンネルを抜けたぜ。
明日からうまくやっていけるはずだ」

と自信をみなぎらせて翌日臨むが、
自分のシナリオと反対に動いているのに
ただ傍観し損切りできずにいるなど、
結局は、あまり「掴んだ」成果が出ていない。
またしても大きな損失を被って意気消沈する。

「俺はなにやってんだか」

それまではよかったのに、
ふと優位性のないのに、安易なエントリーをしてまう。

チャートの動きに動揺し、勝手につられ、飛び付き買いで
高値を掴んで底で損切りしてしまうことも。

押し目買い、戻し売りの逆をしてしまう。

エントリーと決済の動きが遅いのだよ。

ダマシの動きもあることから、初動は見逃してもいいが、
その後の動きにはきっちり対応できないと相場でうまく稼ぐことはできない。
トレンドがはっきり出てからではもう遅い。

初歩的な不注意行動の繰り返し。

「今度こそ掴んだ!」と思いつつ。

目立った進歩がない。
成長遅い。 

問題は、自分が作った「ルール」を守れないこと。
「自滅」している。
すべての原因は自分にある。
会社や組織での仕事でないから自分だけの責任だけで済むだけましだが、
自分の成長が遅いと気持ちが重い。

本、ブロブYouTubeでトレードを公開している人の多くはうまくやっているように見える。
そういったうまくいっている人の話を聞くと自分の現状とついつい比べ焦りがちになる。


自分ももっと稼げないようにならないだろうか。

ついつい「確かなもの」を見つけ己のものとしたいと臨むが、
なかなかそんなものはない。
「これをすれば勝てる確かな方法」は無い。
「この世に確かなものなんて無いのだ」と桜井章一さんはきっぱり言っている。
そもそも社会も人も変化する中で同じ方法で勝ち続ける処方箋などない。
できること、目指すべきことは、変化に対応できる能力を磨くこと。
知識を詰め込んでも過去のデータでしかない。
これに頼るよりほかないのだが、これを持って確実に未来を予想することは不可能だ。
却って偏見となり正しい判断を下せなくなケースもあろう。
そう単純にはいかぬが、「答え」がないならないで楽しみがあるとも言える。

また、ついついうまくいっている人の話に「占脳」されそうになる。
こういうときこそ、冷静になって、他人と自分を比べず、焦らないことが大事だ。

他人の話は、参考とし、淡々と自分のペースで「鍛錬」する。

世阿弥が言うように、初心を思い出し大事にし、
昨日の自分と比べ今が成長しているかに意識を集中する。

こつこつ鍛錬し、自分のなりたい「姿」に向かっていこう。

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令和4年6月4日追記
まだ同じミスを繰り返す日々。
悶々とする。
スッキリしない。
トレードルールを守れない。
心の弱さを克服出ていない。
甘い希望や期待は軽く吹き飛ばされる。
「超人」昨日の自分を乗り越えろ。

参考
【秘伝の書】成功者に共通する『3つの心得』とは? 風姿花伝|世阿弥

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桜井章一さんの「負けない技術」から 

とある冬、薄着のあなたは太陽の光を浴びて体を温めていたとする。
そのときに雲が太陽の光を遮ってしまった。
そんなとき、あなたならどんな対応をするだろうか? 
「勝ち」にこだわる人たちはみな、太陽の光を求めて歩きだしてしまう。
ただ単に、雲が流れ去るのをじっと待っていればいいだけなのに、それができない。
自分のテクニックによって状況を打開しようとしてしまうのだ。
その気持が雲のないほうへと足を向かわせてしまうわけだが、
それは「自滅」への道にほかならない。

人は、自分の根底にある不安を打ち消すために、
ジンクスを信じたり、験を担いだりして、
確証保証を求める。
現代人は、「確証」や「保証」を求める。
世の中は、変化する自然体で柔軟に対応していける「軸」や能力を持つこと。
「答え」を求めない。「確かなもの」などないと認識する。
これを持って「タフな人間」になり「負けない人間」になる。

「諸行無常」変化する社会や人の生活の上に「確かなもの」などない。
(自分もこれまでうちは安泰と思っていた嫁との婚姻生活も危機に直面している(汗))
 

桜井さんは麻雀の世界で生きていた他人らしいが、「勝負事」の基本は共通だと思う。
その言葉は、実践から培ってきた本質的な内容が多い。
シンプルで無駄がなくカミソリのよう。
大変参考になる。